コイスルオトメ
アイツはガチでほもなんじゃないかと踏んでるネ。
私の考察語らせて貰うとそういう結論にいつも行き着くからアル。
だってこうしてよぉぉく観察してると。
「ねぇ近藤さん、俺さっき腹減って二時限目で早弁しちまったんでさァ。分けてくれやせん?」
「まったく総悟はしょーがねえなあぁあはっはっはっ」
「甘やかすんじゃねえよ近藤さん。自分で購買行かせろよ」
「いーじゃねえですかィ土方コノヤローさっさと死ねよ」
「テメェそれが恩人に対する言葉かコラァ!!」
「そうだそうだ。そんな事いってトシお前だって昨日の課題泣きつかれて結局全部仕上げてやっただろう」
「結局皆俺の事が可愛くて仕方ないんでさァ。な、山崎ィ?」
「そうですね沖田さん」(微笑み)
このクラスの男子はほぼイカレテるネ。
あんな急所にタマぶら下げてる奴のどこが可愛いアル?
私あのサド野郎は心底嫌いネ。
なぜかといえば、簡単な事。
私の大好きな人までほもにさせられそうだからアル。
大好きな担任の銀ちゃん、銀ちゃんまで------
「沖田君、今日すっげいい匂いしねえ?何々?ちょ、センセマジでヤバいんですけど?」
「センセイマジでセクハラ通り越してて殺人的に気分悪いんですけどねィ。殺していいですか?」
いい匂いとかしねえっつうの、それただのエ●トフォーの匂いアル!!!
そしてサド野郎が行ってしまった後に銀ちゃんが零した言葉。
「・・・まぁだ誰もキスすらさせて貰えてねえしなぁ。他に本命居るのかー?」
・・・・・・何言ってるアルか銀ちゃん!?
もうアイツがこれ以上不幸を招かないように、やるしかないネ。
「おうチャイナ。俺に何の用でィ」
私は行動に出た。
それは午後の授業中に投げつけた紙切れに書いたメモ。
『放課後教室の真ん中に来るヨロシ。』
何の事かとぎらりと痛い視線を送られても私の瓶底眼鏡は全てを遮断するネ。ザマアミロ。
紙をくしゃり、握って丸めて小さく零した。
「上等じゃねえかィ、チャイナ。」
そうしてこのサド野郎はウザそうに来た。
教室のど真ん中、しかも掃除当番はそれに勤しんでる時間に敢えて。
「んで、なぁにおっぱじめるつもりでィ?」
周りの掃除係もなんだなんだとにわかにざわめく。
ギャラリーはゴリラとニコチンとそれからジミー。ちょうどほもに感染されつつある輩ネ。
見るがいいアル、こいつの私の虜にされる様を!!!!
「サド野郎、お前から悪性のウィルス菌が出てるのを私知ってるアル。それを今日は退治してあげるネ、感謝して跪くアル」
「は??なぁに言ってやがんでィ」
「お前ほもだろ」
・・・・・・沈黙。
「このままだと3Z男子が全員お前のほも菌に感染するアル!!」
・・・・・・沈黙。
・・・・・・あれ、なんか皆黙ってる?
なんかちょっと恥かしくね?
でも私には銀ちゃんを真っ当な道へと導くという信念が。
「んでィチャイナ?ひょっとしてお前の好きな奴もー。その俺のほも菌に犯されてるっつーのか?」
余裕の笑みで笑いかけるサド野郎の誘いになんか乗らないネ。
「あのニコチンのお前を見るキモチワルイ表情を見るアル。完全なほもアル。あれはもう手遅れネ」
「オイコラァァァチャイナァァ!!誰がホモだァァァ!!」
「土方さん、実は俺もアンタのその面ァ前々からぞっとしやせんでした。もう二度とさわらねェでくだせぇ」
「って総悟お前までェェェ??!」
いつの間にか会話に参加してくるニコチンを無視して構え間合いを取れば、相手もにたりと微笑んで私に向かう。
くらうがいいネ。
銀ちゃんを救うため。ついでにここに居る奴ら、さぁほもから解放されるといいネ!!
「今日の私は一味違うネ、」
「ヘェ、どう違うんだっつーんでィ?」
「試してみるといいネ。来な、サド野郎。たっぷり味あわせてやるネ」
「あーマジで殺しちまったらすいやせぇんーいくぜぇチャイナァァァアァ!!!!」
きらりと光る閃光みたいな眼がぐわっと迫って、一瞬のうちに走る拳を手で払いのけ私が狙うは唯一箇所。
思ったよりも小さかった顔を両手でばしりと掴みかかれば、まさかこんなとこ狙われるのかと不意打ちの表情を見せたのが瞬間見えて心でほくそ笑んだ!!
「てめ、---」
何か言い掛けた、これまた男らしくない諸悪の根源に私は文字通り貪り付いた。
ぐらり。
傾いたのは私とサド野郎。バランス崩して床に倒れこんでもマウントポジションのままで貪り続ける。
ほも菌に侵された野郎ども見るがいいネ!!!
殺菌消毒その他イロイロ。
お前ら全員狙ってただろうこれをォォ!!
サドなだけに焦らしプレイでなかなかさせて貰えないらしいじゃないアルか??!!
これでこのほもの唇はわたしのものネ!!!!
ザマアミロォォォォ!!!
・・・・・・・・・・・・て、え?
・・・・・・あ、あれ・・・・・・・??
よくよくよぉぉぉく考えて、ちょっと待てよ、何か思う事あるなぁ??とは思いつつ、それでも大満足して唇を離した。
馬乗りの下のサド野郎は放心状態で私をじいいいぃいぃっと見つめてきてる。
それから未だに私が押さえつけてるほっぺたが桜色になる。
「てんめ、よくも俺のファーストキスをぉぉ・・・・・・・」
「お前ハツモノだったアルか。私だった事を有難く思いな--------------」
はた、と考えて気付いたネ。
「テメッェェェェこのサド野郎ォォォォ!!!私の初キスどうしてくれるアルカァァァァァァァアアアア!!!!!!」
kanta様コメントvv
鈴華りん様への捧げ物です。リクありがとう御座いますー。
この↓神沖の話をと言う事で・・・、初めての神沖!!・・・うわぁなんかナニコレ。
折角構ってくださったのに・・・い、いろんな意味でスミマセ・・・・・
***
りんよりvvv
きゃああぁぁぁぁvvvありがとうございます〜〜vvvv
可愛いvvv超可愛いです〜vvv
イラ、イラストも超可愛いでしょう!?(興奮)このイラストのお話が読みたいvvとお願いした所、快く書いて下さいましたvvv
嬉しくて鼻血ぶーですvvvv
私もお馬鹿な神楽になって、総悟君のお初を奪って、奪われてしまいたい〜vvv(これ言うの二度目)
このお子様な二人がどう変化していくのか、すごく気になりますっvvv
そして!皆に愛されてる総悟君に萌え〜っ♪銀沖推奨したいですっ!!!
哀れな土方も可愛いvvv
kanta様のサイトは見ごたえばっちり!とても素敵な小説、イラストが沢山ですよ〜vvv
「旅立ち」のお部屋から、是非お出掛け下さいvvvvv
kanta様vvv何時も幸せをありがとうございますvvvv
大好きです〜〜っvvvv(二度目(三度目?)の告白vv)
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