視線



「 ん・・・ 」
夜の闇の中。
微かに窓から入る月の光が、二つの蠢く影をぼんやりと浮かび上がらせる。
二つの影はベッドの上で一つとなる。

やがて、その激しい動きも部屋に満ちた荒い息遣いも、全てがなかったもののように部屋は静まり返っていた。
「 やめてって言ったのに 」
しばらくして、死んだように布団に身体を預けていた男が呟いた。
「 どうして止めるんだ 」
煙草の煙をゆっくりと吐き出し出して、もう一人の男が気だるげに答える。
身体を起こしながら、躊躇うように男は緑の目をさまよわせた。
「 視線を、感じたんです。三蔵も気付いたでしょう? 」
「 そうか?気付かなかったが 」
うそばっかり・・・。
八戒は息を吐き出した。

それから数日後だった。三蔵達の前に彼らそっくりの敵が現れたのは。
その偽者を作った妖怪が叫んだ言葉に、八戒は頭を抱えたくなったのだった。
「 ここ数ヶ月お前らを追い続けすべてのデ−タを収集した! 」
あの視線はこいつだったのだ。
八戒は隣にいる三蔵に恨みがましい目を向けた。
「 僕、止めてって言いましたよね? 」
「 そうか? 」
てっきりサルかカッパだと思ったから張りきったのにな。
「 ・・・聞こえてます、三蔵 」



終わってみたり。



なんじゃこりゃ。ヤマなしオチなしいみなし…。おお!これぞや○い!(はい、風邪ひきかけです)え?15分くらいで書いた?分ります??
お見せするのがお好きらしいです。最高僧様。「これは俺のものだぞ!うらやましいか!」的にvお子様ねv(冷えぴた貼って寝よっと…)